【iPhone】音楽家のためのアプリ、ガジェット【iPad】

 iPhoneやiPadはそこらへんのノートパソコンよりも高性能ですが、電話やメッセージ、SNSやネット閲覧にしか利用していない方も多いのでしょうか。

今回は音楽家のための、練習の際に使えるアプリやガジェットをご紹介します。

なお、アンドロイド版スマートフォンのための音楽アプリは、以下のリンクにまとめてあるので参考にしていただければ幸いです。

Android音楽用厳選おすすめ11アプリ2016年版



おすすめアプリ

1、チューナー、メトロノーム


Tunable

有料:360円

神アプリです。
この記事を書こうと思ったきっかけは、このアプリをご紹介するためで、あとは読み流していただいても結構です。

このアプリ単体でメトロノーム、チューナー、簡単な録音が利用できます。
このアプリが他のものよりも優れている大きな理由の一つに、チューナー機能が挙げられます。このアプリのチューナー機能は、出している音の周波数(Hz)や基準音とのずれ(cent)表示のみならず、波形で確認できるため音程の変化を直感的にとらえることができます。


画像の下部は簡単な鍵盤になっており、押すと基準音がなります。"SUSTAIN"を押してから音を鳴らすと、指を離してからも鳴り続けます。和音も鳴らせます。
キーボードが邪魔な場合には、"↓ "マークを押すことで画面から消すことができます。


なお、このアプリのチューナーは、設定から基準音を0.1Hz単位で変更できる他に、平均律以外の調律法(純旋律、中全音律、ラモーなど)が20種類以上用意されています。基準音も選択できるので、古楽器の調律をする人にもお勧めできます。

メトロノームは、1単位で速度を調節できるほか、拍子や分割拍子にも対応しています。
アプリの録音機能で録音を行いながらメトロノームを使い、チューナーも同時に使うことができるので、練習の際にはこのアプリだけで十分です。

このアプリくらいの性能のチューナーを買うと、1万円近くするでしょう。
また、iPhone本体に内蔵されているマイクは、市販のチューナーに搭載されているものよりもはるかに精度の良いものです。

メトロノームやチューナーを買おうと考えていたり、荷物を少しでも減らしたい方はこのアプリを購入してみてはいかがでしょうか。

  Tunable



2、録音、編集


GarageBand

アップル純正のガレージバンドです。
Lightningで外部マイクをiPhoneにつなげれば、レコーダーとしても十分使えます。
iPhoneでをMacにつなげば、パソコン上で編集することも可能なので重宝します。

3、ボーカロイド


Mobile VOCALOID Editor

iPhoneやiPad上でボーカロイド音源が製作できます。
アプリは4,800円で利用できますが、さらに音声の種類を購入することで最大10種類増やすことができます。
パソコン版ボーカロイドはかなり高価なので手がなかなか出せない方は、このiOS版で試してみると良いでしょう。

4、楽譜スキャン


CamScanner+

楽譜をiPhoneのカメラを使って撮影したものを、PDFなどで保存することができます。
カラー撮影以外に白黒やグレーモード、高品質鮮明化などのモードがあるため、かなり綺麗にスキャンできます。また、トリミング(画像の切り取り)も微調整することができます。
なかなか役立つアプリです。

機能制限はありますが無料版があるので、試してみてはいかがでしょうか。

↓フリー版はこちらから



5、音楽配信


Apple Music以外のおすすめ音楽配信をご紹介します。

ナクソスミュージックライブラリー

※アプリは無料ですが、ナクソスのユーザーIDが必要です。月額1,998円。
ナクソスミュージックライブラリーはクラシック専門のストリーミングサイトで、膨大なライブラリーにはかなりマニアックな曲があります。
また演奏の質もかなり高いのでおすすめですが、の会員登録料金が毎月1,998円かかるのは少し痛いところです。


Google Play Music

こちらはグーグルの音楽ライブラリーです。ナクソスほどマニアックなものはありませんが、こちらはメジャーレーベルの有名な録音や、かなり希少な音源が見つかるので私は時々利用しています。月額980円、ファミリープランでは月額1480円でかなり安いので、一度利用してみてはいかがでしょうか。ちなみに契約中はユーチューブの広告も消えます。


おすすめガジェット

マイク





SHURE iPhone iPad用マイク MV88



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このマイクを取り付けることで、iPhoneやiPadがポータブルレコーダーになります。
意外とかさばるポータブルレコーダーに比べ、小さなマイクとiPhoneを持ち歩くだけでいつでも録音できるので、フルートのカバンに入れておけばレッスンや練習の際にいつでも録音することができます。
 そして録音したものはiPhone単体で聴くことができるので、移動の際に気軽に聴くことができます。

最高音質は、48 kHz/24 bit です。最近のポータブルレコーダーのように、スペック上は高ビットレートに対応しているにもかかわらず音質にホワイトノイズが乗ってしまっているようなことは無く、とてもクリアーな音質です。フルートの高周波も良く聴こえるので、フルートの音色をもっと磨きたいと思っている方には特にオススメです。


RODE iXY Lightning デジタル・ステレオ・マイクロフォン

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2016年7月に発売されたこちらのマイクは、iPhoneでハイレゾオーディオ(24bit / 96kHz)で録音することができます。
上記のShureのiPhone用マイクよりも高いビットレートで録音することができますが、ファイルサイズが大きくなってしまうことと、ハイレゾ対応のヘッドフォンが必要となりますので、ハイレゾにこだわりがある方でなければShureのマイクをお勧めします。

ただ音質はとてもクリアーでハッキリしているので、少々高額ですがお勧めの一品です。


※こちらの記事は新しいアプリや製品を使ってみて、お勧めできるものを追記、更新してゆきます。




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