2016

楽器を選ぶときに押さえておくポイント3選

フルートほど多くのメーカーから作られている楽器は無いでしょう。 製作が比較的容易な上に、人口も多く、また高額なため、他の楽器よりも多くの会社がフルートを作って売り出しています。 しかしどのメーカーでも数種類のモデルがあり、材質や頭部管の種類、数々のオプションが揃えられていま...

笛僧 2016-10-30

【iPhone】音楽家のためのアプリ、ガジェット【iPad】

iPhoneやiPadはそこらへんのノートパソコンよりも高性能ですが、電話やメッセージ、SNSやネット閲覧にしか利用していない方も多いのでしょうか。 今回は音楽家のための、練習の際に使えるアプリやガジェットをご紹介します。 なお、アンドロイド版スマートフォンのための音楽...

笛僧 2016-10-26

キーシステム(リングキーとカバードキー、インラインとオフセット)の違い

楽器を選ぶときにもっとも重要なことの一つは、リングキーかカバードキーを選択することでしょう。 また、オフセットとインラインのどちらかを選ぶべきか、よくわからない方も多いかと思います。 この記事では、リングキーとカバードキーの違い、オフセットとインラインの解説など、キーシス...

笛僧 2016-10-17

ガナッシ著『フォンテガーラ』リコーダー奏法とルネサンス時代の装飾法

ルネサンス時代のイタリア、ベニスの音楽家、著述家であった シルヴェルトロ・ガナッシ・ダル・フォンテゴ(1492-?)の残した著作『オペラ・インスティテュラータ・フォンテガーラ』について、簡単にご紹介します。 ルネサンス期のリコーダー奏法の多様さから、タンギング奏法や装飾法な...

笛僧 2016-09-29

フルートのビブラートのかけ方と練習方法

”音は身体です。身体の中に心臓が動いています。その動きがヴィブラートです。びっくりしたり感動したりした時には心臓がどきどきします。音楽でも感動した時にはヴィブラートがかかります。音の中にはいつもヴィブラートが隠されていなければなりません。” マルセル・モイーズ 往年...

笛僧 2016-09-18

毎日のトーレニングで必ず上達する、ダブルタンギングをもっと速くするコツと良い練習方法

ダブルタンギングは、速いパッセージの曲を演奏するために欠かせないタンギングのテクニックです。 今回はダブルタンギングの練習法、低音のアタック、舌の使い方など、楽譜を使って毎日できる練習方法のやり方やコツを解説します。

笛僧 2016-09-18

循環呼吸のやり方と、毎日の簡単な練習方法【フルート】

循環呼吸とは、管楽器を吹いて音を出しながら、鼻から息を同時に吸う方法です。 現代音楽で使われるイメージがありますが、特定の民族音楽では古くから用いられている奏法です。 古典派やロマン派の作品でも、循環呼吸を上手く使うことでより表現豊かに演奏できることがあります。 また、循環呼吸を...

笛僧 2016-09-17

【フルート楽譜】無料ダウンロードと作曲家の解説

このページでは、 国際楽譜ライブラリープロジェクト で公開されている、作曲家の著作権が切れた 完全に 合法 で、無料でダウンロードできるフルートの楽譜 を集めています。 作曲家の名前が五十音順に並んでおり、楽譜だけでなく、作曲家の経歴や作品の書かれた背景なども解説しています。 だ...

笛僧 2016-09-17

フルートの種類(ピッコロ、アルトフルート、バスフルート、その他特殊管)

フルートには色々な大きさがあるのはご存知でしょうか?今回の記事では、様々なフルートの音域や特徴をご紹介します。

笛僧 2016-09-13

フルートの歴史(ルネサンス〜ベームのフルート改良、現代の楽器)

フルートはいつ頃発明され、現代の形になったのか簡単に説明します。

笛僧 2016-09-11

独学でフルートを勉強したい人のためのレッスン

様々なフルート奏法を検証しながら、なにが『 独学のための正しいフルート奏法 』なのかをご紹介します。

笛僧 2016-09-11

自分の演奏動画が知らない著作権団体から訴えられたら。YouTubeの異議申し立て方法と対策。

YouTubeに自分の演奏動画をアップしたら謎の著作権団体に著作権を訴えられてしまった際の、異議申し立ての方法と、訴えを取り下げさせるための対策について解説します。

笛僧 2016-09-08

付録3 フルートとピアノのためのソナタと、他の楽器を含む二重奏曲

Top  >  フルートとフルート奏法  > フルートとピアノのためのソナタと2重奏曲 Bach, Seb. 6つのソナタ、Schreck = Schwedler 改訂版 「音楽の捧げ物」によるピアノ、フルート、バイオリンのためのソナタ、Rob. Franz 編曲...

笛僧 2016-08-18

通奏低音

他の時代の音楽には見られないバロック音楽の最も大きな特徴は、 通奏低音 を伴っているということでしょう。 通奏低音とは、イタリア語では「バッソ コンテヌオ(basso continuo)」、ドイツ語では「ゲネラルバス (Generalbass)」と呼ばれ、これらの言葉を耳に...

笛僧 2016-07-28

付録 2本のフルートのための二重奏曲

Top  >  フルートとフルート奏法  > 2本のフルートのための二重奏曲 Barge, W., op.2, 4つの性格的作品 メンデルスゾーン、シューベルト、シューマン等巨匠による古典的歌曲集 古い時代の陽気な作品、古典的巨匠による Berbiguie...

笛僧 2016-07-26

付録 フルート関連の楽譜と書籍

Top  >  フルートとフルート奏法  > 多くのフルート奏者(特に小さな町に住んでおり楽譜が手に入りづらい者)はフルート音楽に関する助言を歓迎し、またそれ以外の者にも完全に役立つことを考慮にいれて、私は以下のフルート作品の一覧表を作成した。この表がどんな者にとっても有用...

笛僧 2016-07-23

拍子と指揮について

Top  >  フルートとフルート奏法  > 指揮者  一般的に、無邪気な音楽愛好家にとっては、拍子を取ることと指揮をすることに違いはない。それどころか、音楽に熱中している愛好家すら、拍子や指揮をする際の動きは音楽家の演奏に従い、これらは演奏の際には基本的に不必要なも...

笛僧 2016-07-20

基礎練習はコツコツと粘り強く2

ロングトーンや音階練習などの基礎練習が退屈だと感じたときに、少しでも参考になれば幸いです。 なぜ基礎練習をしなければならないのか、基礎練習が退屈でやりたくない時にはどうしたら良いか考察してみます。

笛僧 2016-06-06

基礎練習はコツコツと粘り強く2

ロングトーンや音階練習などの基礎練習が退屈だと感じたときに、少しでも参考になれば幸いです。 なぜ基礎練習をしなければならないのか、基礎練習が退屈でやりたくない時にはどうしたら良いか考察してみます。

笛僧 2016-06-06

サイト内記事一覧

✨このブログ内の記事一覧です。✨ シュヴェードラー『フルートとフルート奏法』 ↑↑↑ このページではマクシミリアン・シュヴェードラーの著作 『フルートとフルート奏法(Flöte und Flötenspiel)』 の翻訳をしています。 フルー...

笛僧 2016-05-09

演奏中、手に汗をかいてしまうとき

緊張すると手に大量の汗をかいてしまう方もいらっしゃるでしょう。 私も手に汗をかくほうなので、本番で緊張して手に汗をかくと次の日に楽器のキーが上がりずらかったり動かなくなってしまう事があります。 またこれからの季節、気温が上がってくると手に汗をかきやすくなります。 そし...

笛僧 2016-04-10

毎日のウォーミングアップのやり方

皆さんは毎日、どのようにフルートを吹き始めているでしょうか? 午前中の早い時間から練習する音大生、仕事や学校が終わり家に帰ってから練習を始める愛好家や学生、それぞれフルートを練習するときのモチベーションは違うでしょう。 朝から練習する場合にはまだ身体は完全に目覚めておら...

笛僧 2016-04-10

バスフルートでフォーレのシシリエンヌop.78を演奏してみた

春休み なのでバスフルートを引っ張り出してきて、ピアノを弾いたりバスフルートを吹いたりと楽しみつつ、フォーレのシシリエンヌを多重録音してみました。 シシリエンヌop.78の原曲はチェロとピアノのために作曲されており、バスフルートで演奏するとほとんどオリジナルの音域で演奏する...

笛僧 2016-04-01

モーツァルト:フルート協奏曲ト長調KV313

モーツァルト作曲:フルート協奏曲ト長調KV.313 から、第1楽章の伴奏音源を作りました。カデンツァは自作しました。

笛僧 2016-04-01

基礎練習はコツコツと粘り強く

クラシック音楽を演奏する際に音楽家に求められる事は、演奏家の個性が現れた 音楽性 と、楽器をなめらかに操ることのできる 演奏技術 でしょう。 音楽性のみでは良い演奏家にはなれませんし、テクニックのみでもつまらない演奏をする人間だと思われます。 例えるならば、とて...

笛僧 2016-03-30

マルセル・モイーズ考 第3回『モイーズのレッスン』

”1970年7月2日付け(中略) レッスンについて 必ずこの順で始めること 24のメロディー、25のメロディー:モイーズ  アンデルセン作品15とスッスマンの24の練習曲集 タファネルのスケール、5音のスケール アーティキュレーション ソノリテ (生徒に宛てた...

笛僧 2016-03-23

マルセル・モイーズ考 第2回『ソノリテについて』

マルセル・モイーズ考 第1回『人柄と教育』 では、モイーズがどのような人物であり、またどのような練習曲を勧めていたかをざっと見ました。 今回はロングトーンとして有名な『 ソノリテについて 方法と技術 』の作られた背景と、モイーズ自身がフルートの音色をどのように考えていたか考察...

笛僧 2016-03-15

マルセル・モイーズ考 第1回『人柄と教育』

マルセル・モイーズ(1889年5月17日-1984年11月1日)は、いうまでもなくフルートのフレンチスクールの黄金期を築き上げた巨人です。 今日でもタファネル、ゴーベールがフルート界に残した大きな足跡に続き、モイーズの教本はほとんどのフルーティストに大きな影響を及ぼしています...

笛僧 2016-03-12

3時間のフルート練習メニュー。デボスト推奨の時間割

ベルリンフィルハーモニー首席奏者エマニュエル・パユが若き頃、パリ音楽院で学んだミシェル・デボスト教授は、著書「 フルート演奏の秘訣〈下〉 」で毎日のフルート練習に関して次のように記しています。 ”練習の質のほうが練習時間よりも重要である。時計は罪責感をなだめるためにアリバイ...

笛僧 2016-03-11

シュヴェードラーフルートの音程調整

私のシュヴェードラーフルートはどうしても1オクターブ目のAと2オクターブ目のCが上ずってしまうので音孔を調整する事にしました。

笛僧 2016-03-09

より早い上達を目指して。2時間のフルート練習で何をするか。

前回の記事『 1時間のフルート練習で何をするか。練習をより効率的にするための3つのコツ 』では、1時間という短い時間の中でできる最大限の上達方法について考察しました。 今回は毎日2時間練習できる場合には何をすればより効率的に上達ができるかまとめてみます。

笛僧 2016-03-08

1時間のフルート練習メニュー。練習をより効率的にするための3つのコツと、持っていたら便利な物。

仕事や学校、家事など、忙しい毎日を送っていらっしゃる方は、フルートを練習するための時間を確保する事がなかなか難しいでしょう。 今回は、1時間だけフルートを練習できる時間がある場合、どのような練習をしたらよいのか時間配分やコツなどを書いてみました。

笛僧 2016-03-06

音楽の表現力を上げるための練習

音楽を表現するために必要なものは、音楽に対する知識、音楽に向き合う気持ち、そして演奏技術です。

笛僧 2016-03-06

ポータブル録音機R-26で「歌の翼による幻想曲」を録音しました。

「歌の翼による幻想曲」を多重録音してみました。

笛僧 2016-03-05

練習時間と内容に関するアンケートの結果

2月中旬に行った練習時間と内容に関するアンケートを、遅ればせながら集計いたしました。 フルートのメーカーと材質に関するアンケート結果と新しいご質問 たくさんのご回答いただき、どうもありがとうございました。 さて、結果をまとめてみました。

笛僧 2016-03-03

フルートの音程について知っておくと便利な事

古代から現代に至るまで、さまざまな楽器製作家や理論家によって、本当に正しい音程が出せる楽器や調律方法が考案されてきました。 (参考記事:『 日本の五音音階について 』) 現代のフルートは昔のものに比べてはるかに音程が良いですが、それでも完全な音程で演奏できる楽器は未だにあ...

笛僧 2016-03-02

一般的なフルートの運指について

(訳注:以下の「一般的なフルート」とは、今日のベーム式フルートの事ではなくベーム式以前のものである。) 繰り返しになるが、フルートの確実なテクニックに到達するためには、特に確実な運指の容易さが関係し、使用される楽器が調整され、何よりもまず第1に楽器の音程が完全であることが...

笛僧 2016-03-01

無料楽譜の利点と注意しなければならない事

インターネットの発達した現在、楽譜を無料で手に入れる事ができるようになりました。 特に有名なIMSLP(ペトルッチ国際音楽ライブラリー)では、作曲家の死後数十年経って著作権の切れた楽譜をダウンロードできます。 IMSLP 通常購入すると以上なくらい高い楽譜も、この...

笛僧 2016-02-25

フルート使用後の手入れ:5つのポイント

フルート使用後の方法について、なぜそうするのかという理由をもう一度見直してみます。 なんとなくフルートを組み立て演奏し、終わったら管内の水滴をとり表面をクロスで拭いますが、よく起こりがちな良くない方法をご紹介します。

笛僧 2016-02-24

フルートの頭部管の角度と抜き具合について

フルートを吹く上で最も大切なことは、 楽器を適切に組み立てる という事でしょう。 いくら良いアンブシュアや指のテクニックを持っていても、楽器の組み立て方が正しくなければいずれ支障をきたします。 頭部管の角度と抜き加減は、思っている以上に音色に大きな影響を及ぼしています。 ...

笛僧 2016-02-21

未来のテクノロジーと音楽のあり方について

テクノロジーの発展に伴い、数年前には考えられなかったような音楽体験ができるようになりました。 ライブ演奏しか聴けなかった時代から、レコード、ラジオ、CDやテレビ、DVDやブルーレイといったメディアの時代を経て、ここ数年ではユーチューブなどのライブストリーミングでの音楽体験とい...

笛僧 2016-02-21

一人でフルート四重奏曲を吹いて多重録音した話

フルート四重奏のアンサンブルには欠かせない名曲の一つに、ボザ作曲「夏山の一日」があります。 私はフルートを始めた小学生の頃から長年、CDでこの曲を聴くことが楽しみでした。 そしていつか演奏したいと夢見ておりました。 幸いなことに音大に入ってから、先輩、後輩、同級生たちとこ...

笛僧 2016-02-20