基礎練習はコツコツと粘り強く
クラシック音楽を演奏する際に音楽家に求められる事は、演奏家の個性が現れた 音楽性 と、楽器をなめらかに操ることのできる 演奏技術 でしょう。 音楽性のみでは良い演奏家にはなれませんし、テクニックのみでもつまらない演奏をする人間だと思われます。 例えるならば、とて...
クラシック音楽を演奏する際に音楽家に求められる事は、演奏家の個性が現れた 音楽性 と、楽器をなめらかに操ることのできる 演奏技術 でしょう。 音楽性のみでは良い演奏家にはなれませんし、テクニックのみでもつまらない演奏をする人間だと思われます。 例えるならば、とて...
”1970年7月2日付け(中略) レッスンについて 必ずこの順で始めること 24のメロディー、25のメロディー:モイーズ アンデルセン作品15とスッスマンの24の練習曲集 タファネルのスケール、5音のスケール アーティキュレーション ソノリテ (生徒に宛てた...
マルセル・モイーズ考 第1回『人柄と教育』 では、モイーズがどのような人物であり、またどのような練習曲を勧めていたかをざっと見ました。 今回はロングトーンとして有名な『 ソノリテについて 方法と技術 』の作られた背景と、モイーズ自身がフルートの音色をどのように考えていたか考察...
マルセル・モイーズ(1889年5月17日-1984年11月1日)は、いうまでもなくフルートのフレンチスクールの黄金期を築き上げた巨人です。 今日でもタファネル、ゴーベールがフルート界に残した大きな足跡に続き、モイーズの教本はほとんどのフルーティストに大きな影響を及ぼしています...
ベルリンフィルハーモニー首席奏者エマニュエル・パユが若き頃、パリ音楽院で学んだミシェル・デボスト教授は、著書「 フルート演奏の秘訣〈下〉 」で毎日のフルート練習に関して次のように記しています。 ”練習の質のほうが練習時間よりも重要である。時計は罪責感をなだめるためにアリバイ...
前回の記事『 1時間のフルート練習で何をするか。練習をより効率的にするための3つのコツ 』では、1時間という短い時間の中でできる最大限の上達方法について考察しました。 今回は毎日2時間練習できる場合には何をすればより効率的に上達ができるかまとめてみます。
仕事や学校、家事など、忙しい毎日を送っていらっしゃる方は、フルートを練習するための時間を確保する事がなかなか難しいでしょう。 今回は、1時間だけフルートを練習できる時間がある場合、どのような練習をしたらよいのか時間配分やコツなどを書いてみました。
2月中旬に行った練習時間と内容に関するアンケートを、遅ればせながら集計いたしました。 フルートのメーカーと材質に関するアンケート結果と新しいご質問 たくさんのご回答いただき、どうもありがとうございました。 さて、結果をまとめてみました。
古代から現代に至るまで、さまざまな楽器製作家や理論家によって、本当に正しい音程が出せる楽器や調律方法が考案されてきました。 (参考記事:『 日本の五音音階について 』) 現代のフルートは昔のものに比べてはるかに音程が良いですが、それでも完全な音程で演奏できる楽器は未だにあ...
(訳注:以下の「一般的なフルート」とは、今日のベーム式フルートの事ではなくベーム式以前のものである。) 繰り返しになるが、フルートの確実なテクニックに到達するためには、特に確実な運指の容易さが関係し、使用される楽器が調整され、何よりもまず第1に楽器の音程が完全であることが...