こう鍛えよう!肺活量の増やし方
フルートは管楽器の中でもかなり息を消費する楽器です。
私はフルート以外の楽器が吹けないのでなんとも分かりませんが、聞くところによるとチューバの次に息をたくさん使う楽器だとか。
そのくらい、フルートは息を大量に使う楽器です。
フルートを始めたての初心者は、フルートを長く吹いているとよく酸欠になったり、吹奏楽やオーケストラなどをやっていて、息が持たないフレーズによく出会ったり....
まだアンブシュアが安定しない初心者にとって、空気を大量に消費するフルートはとても難しい楽器です。
初心者がまず目指すべきなのは、息をどれだけ節約できるかコントロールする訓練と、アンブシュアを安定しアパチュア(唇の空気が通る穴の大きさのこと)を小さくし息の流れを速くすることでしょう。
しかし、かなり上達してアンブシュアのコントロールが上手になっても、ブレスの問題、肺活量が足りないという悩みはいつも付きまといます。
フルーティストは、どこで息が吸えるだろうか、どのくらい息を節約しなければならないだろうか、と悩んでいます。
逆に、フルートを何年かやっていると肺活量が鍛えられることもあります。
私は運動はさっぱりですが、高校生の頃、体育の授業で体力テストがあり軒並み平均以下の散々たる結果でしたが、長距離走だけ驚異的に良い成績(と言ってもそれほど大したことはないけれど、私にとっては。)を収めました。
私が通っていた高校は全国でも有数のソフトボールの名門校でした。
そこで長距離走の体力テスト中に、陸上部やソフトボール部員、サッカー部の集団に混じって運動音痴の私が一緒に走っていたので、周りから走りながら「マジかよ、なんでコイツがいるんだ」と驚かれました。
さて、私の小さな武勇伝は置いておき、どうしたら肺活量を増やし、もっとフレーズが長く吹けるようになるでしょうか。
私がオススメなのがグラーフの『チェックアップ』です。
どちらも同じ楽譜で表紙だけが違います。
この本の始めの練習曲は肺活量を増やすため、とても効果的な練習となっています。
その他、毎日練習しなくてはいけないフルートのほとんどのテクニックが1時間ちょっとでさらえるように構成されているので、とてもオススメな一冊です。
その次にオススメなのが、トレバーワイのフルート教本第5巻『呼吸法と音階練習』です。
このCD付きの教本では、もっとブレスを長く維持するための練習方法が書いてあります。
具体的な方法は本書を読んでいただくとして、ここでは簡単に練習法を紹介したいと思います。
ベルリンフィル首席のエマニュエル・パユによれば膝まで吸い込むイメージだそうです。
そのくらい深く吸い込みましょう。
かなりきついと思いますが、どうにか吸ってみてください。
かなりきつい練習だと思うのでくれぐれも無理をしないように気をつけてください。
毎日1回でもやるだけで、肋骨が拡がるようになりだんだんと肺活量が増えていくはずです。
ぜひ上記の練習を試してみてください。
フルートの息の悩みは一生続きます。
プロのオーケストラに入るには、ほとんどの場合に入団テストでドビュッシーの「牧神の午後」への前奏曲の冒頭のフルートソロを吹かなくてはなりません。
他にもモーツァルトの協奏曲、イベールの小品や協奏曲、シューベルトの「しぼめる花」による変奏曲など、息を吸うのが難しい曲を挙げていけばきりがありません。
ぜひ、毎日肺活量を鍛え、ブレスコントロールの名人になってください。
私はフルート以外の楽器が吹けないのでなんとも分かりませんが、聞くところによるとチューバの次に息をたくさん使う楽器だとか。
そのくらい、フルートは息を大量に使う楽器です。
初心者
フルートを始めたての初心者は、フルートを長く吹いているとよく酸欠になったり、吹奏楽やオーケストラなどをやっていて、息が持たないフレーズによく出会ったり....
まだアンブシュアが安定しない初心者にとって、空気を大量に消費するフルートはとても難しい楽器です。
初心者がまず目指すべきなのは、息をどれだけ節約できるかコントロールする訓練と、アンブシュアを安定しアパチュア(唇の空気が通る穴の大きさのこと)を小さくし息の流れを速くすることでしょう。
しかし、かなり上達してアンブシュアのコントロールが上手になっても、ブレスの問題、肺活量が足りないという悩みはいつも付きまといます。
フルーティストは、どこで息が吸えるだろうか、どのくらい息を節約しなければならないだろうか、と悩んでいます。
フルートを吹くと肺活量が増える
逆に、フルートを何年かやっていると肺活量が鍛えられることもあります。
私は運動はさっぱりですが、高校生の頃、体育の授業で体力テストがあり軒並み平均以下の散々たる結果でしたが、長距離走だけ驚異的に良い成績(と言ってもそれほど大したことはないけれど、私にとっては。)を収めました。
私が通っていた高校は全国でも有数のソフトボールの名門校でした。
そこで長距離走の体力テスト中に、陸上部やソフトボール部員、サッカー部の集団に混じって運動音痴の私が一緒に走っていたので、周りから走りながら「マジかよ、なんでコイツがいるんだ」と驚かれました。
練習方法
さて、私の小さな武勇伝は置いておき、どうしたら肺活量を増やし、もっとフレーズが長く吹けるようになるでしょうか。
私がオススメなのがグラーフの『チェックアップ』です。
チェックアップ
画像クリックでアマゾンのサイトに飛びます。 |
画像クリックでアマゾンのサイトに飛びます。 |
どちらも同じ楽譜で表紙だけが違います。
この本の始めの練習曲は肺活量を増やすため、とても効果的な練習となっています。
その他、毎日練習しなくてはいけないフルートのほとんどのテクニックが1時間ちょっとでさらえるように構成されているので、とてもオススメな一冊です。
トレバー・ワイ
その次にオススメなのが、トレバーワイのフルート教本第5巻『呼吸法と音階練習』です。
このCD付きの教本では、もっとブレスを長く維持するための練習方法が書いてあります。
具体的な方法は本書を読んでいただくとして、ここでは簡単に練習法を紹介したいと思います。
練習方法
- まず、息を肺いっぱい吸い込みましょう。
ベルリンフィル首席のエマニュエル・パユによれば膝まで吸い込むイメージだそうです。
そのくらい深く吸い込みましょう。
- 限界まで吸い込みましたか?
かなりきついと思いますが、どうにか吸ってみてください。
- 吸えたらさらにもう一口吸ってみましょう。
- そして五秒くらい我慢したら、ゆっくりと息を吐き出していきます。
- そして肺が空になるまで息を吐き出しましょう。
- 空になったらもう一息吐き出してみます。
- そして三秒我慢しましょう。
- 終わりにリラックスしてゆっくり息を吸いましょう。
かなりきつい練習だと思うのでくれぐれも無理をしないように気をつけてください。
毎日1回でもやるだけで、肋骨が拡がるようになりだんだんと肺活量が増えていくはずです。
ぜひ上記の練習を試してみてください。
フルートの息の悩みは一生続きます。
プロのオーケストラに入るには、ほとんどの場合に入団テストでドビュッシーの「牧神の午後」への前奏曲の冒頭のフルートソロを吹かなくてはなりません。
他にもモーツァルトの協奏曲、イベールの小品や協奏曲、シューベルトの「しぼめる花」による変奏曲など、息を吸うのが難しい曲を挙げていけばきりがありません。
ぜひ、毎日肺活量を鍛え、ブレスコントロールの名人になってください。