良くない練習方法まとめ

 今回はあえて、楽器を演奏する上での良くない練習方法についてまとめてみました。

本番が近づいて緊張している時などに、ついついやってしまいがちな良くない練習方法をまとめてみました。



いつも速く吹いている


速いパッセージをいつも速く吹いていると、吹けるようになるどころか逆に今まで出来ていたことまで出来なくなってしまいます。

まずはゆっくりリズム練習などをし、手から余計な緊張をとる練習をしましょう。

そして、何が問題でそのパッセージが吹けないのか、ゆっくりさらうことで自分をもっとよく観察できます。

自分が何ができていないかを知ることは、上達の一番の近道です。

曲の細かい部分に注意しない


曲を通して吹いていてある程度吹けるようになっても、初めから終わりまで通して吹いているだけでは、上達しません。

出来ない所をゆっくり丁寧にさらい、良くない箇所をしらみつぶしに練習することでテクニック的なことは必ずできるようになります。

また、音楽性に関しては、スコアを読んだりCDを聴いてみたり、曲の背景や作曲家の他の作品を知ることでより深く表現できるようになるでしょう。

集中していない


携帯のSNS等の通知が気になったりしていては、いくら練習しても集中できません。

そして集中していない状態での練習は、ほんとうにただの時間の無駄です。

もしどうしても集中できないならば、最低限やらなければいけない時間を決め、その限られた時間の中で出来るだけ集中し、あとはフルートをしまって好きなことをしましょう。

練習しなきゃ…ではなく、もっと練習したいなというくらいフルートが好きになれば自然と練習も集中できます。

基礎練習をしていない


いつも曲をちゃんとさらっているから、基礎練習なんてしなくても大丈夫!という考えは危険です。
お肉を食べているから他のものは食べなくても良い、と考えるようなものだからです。

メインディッシュだけでなくご飯や野菜をバランス良く摂ることが身体を健康保つように、基礎練習をしっかりすることでより良い演奏ができるようになります。

基礎練習は退屈だ、とか面倒くさいと思ってしまう時は、どうやったらもっと楽しくできるか工夫してみましょう。
このブログ内のフルートの練習方法に関する記事が、少しでもヒントになれば幸いです。

参考;1日1時間でぐんぐん上達する基礎練習5つのコツ

終わりに


毎日同じことを繰り返していると飽きてきたり、集中できなくなってしまうことは仕方のないことです。


ですが、毎日の練習を少しでも良いものにしようと意識して練習しているのと、していないのとでは、半年後には結果は歴然としているでしょう。

普段から細かいミスをなくすよう意識して練習したり、もっと音楽性豊かに演奏できるよう心がけることはとても大切なことです。

もうすぐ新年が始まるこの機会にもう一度、練習方法を見直ししてみてはいかがでしょうか。


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