本物?偽物?アンデルセンの自作自演録音

 アンデルセンといえば一般的には、「人魚姫」や「裸の王様」などの童話作家として知られる名前ですが、フルート界ではヨアヒム・アンデルセンはエチュードやコンサートピース、そしてあまり知られていない優れたフルート協奏曲を作曲しています。
タファネルやモーイーズの影響もあってか彼のエチュードは、ショパンのピアノのためのエチュードと比べられるほどフルートを学ぶ上で重要な作品となっています。




アンデルセンの自作自演?



そんなアンデルセンですが、ダブルタンギングに大反対しシングルタンギングを練習しすぎて舌を壊してしまい、フルート奏者から作曲家、指揮者に転向しました。


そんな”彼の録音”とされ売り出されていた音源があったので紹介します。







おそらく偽物であるのは音質が明らかに彼の生きていた時代のものではないこと、また指揮者としてクレジットされているのはユージン・デュヴィエ(Eugen Duvier)という、幽霊指揮者として有名な方です。

おそらくフルートを演奏しているのは、ドイツ系の奏者ですがなかなか上手いです。ただし今の時代にはそぐわないものなので、興味がある方はストリーミング配信系のサイトで探してみればかなりヒットするので視聴してみてください。

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