独学でフルートを勉強したい人のためのレッスン

　様々なフルート奏法を検証しながら、なにが『独学のための正しいフルート奏法』なのかをご紹介します。

はじめに

　数年前まで、初心者が独学でフルートを学ぶことは難しかったのですが、今ではインターネットが発達たおかげで様々な情報をすぐに探すことができるようになりました。

独学でもフルート奏法の基礎を学び、ある程度上手に演奏できるようになることは不可能なことではありません。

しかし、独学の初心者にとって、フルートを上達するために何が正しい方法で、何が間違ったことなのかを判断するのは難しいでしょう。
この教本では、独習でフルートを勉強されるかたのために役に立つように、フルートやフルート奏法に関するたくさんの情報をわかりやすくまとめました。

この教本を書いた理由

上達のいちばんの近道は、誰かにレッスンを受けることです。

心配な方は、ウィキペディアのIMSLPの記事をお読みください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/国際楽譜ライブラリープロジェクト

レッスン

この『独学フルート、初心者のためのおすすめ教本』では、レッスンを受けているのと同じくらい、出来るかぎり有用で質の高い情報をお届けしてゆきます。

レッスンを受けられない独学の方でも、正しい方法でフルートを練習すれば必ず上達します。

正しい奏法とは

ためしにネットでフルート奏法に関するワードを検索すると、たくさんの量の情報がヒットし、残念ながらその中には、アマチュアの方が書かれた間違った奏法も多く存在します。

アマチュアの方が書かれた奏法のいくつかは、初心者にとって簡単でやりやすいことがあります。

しかし、一度間違った奏法を身につけてしまうと、のちに修正することは簡単ではないと知っておきましょう。

プロは、正しい奏法をさらに良いものにしようと何年も努力を重ねています。

「音楽に正しい、正しくないは存在しない！」という意見を耳にすることがありますが、そんなことはありません。

正しい奏法とは簡単に言うと、『その方法を使って演奏すると美しい音楽になる奏法』です。

そして正しい奏法にはいくつかスタイル（流派）があり、フランス、ドイツ、アメリカ、やアジアなどの、国ごとの特徴がよくあらわれています。

さすがにネットだけでこれらのスタイルをお伝えすることは不可能ですが、どの奏法にも共通する基礎的なことはしっかりお伝えしてゆきます。

アマチュアの方、初心者の方も、正しい奏法に少しでも近づけるよう頑張っていきましょう！