伴奏音源を作る。MIDIコントローラーと音源




久しぶりに演奏を録音したくなり、色々と環境を整えました。

以前録音したものはYouTubeにアップロードしています。

しかし、ピアノ伴奏音源を録音する時に膨大な時間がかかってしまい、クオリティもあまり満足できませんでした。

そこで今回はDTM環境を整え、キーボードで打ち込んだものをパソコンで簡単に編集できるようにしました。


購入したもの


キーボード:YAMAHA P121(キーボードの台、椅子、ヘッドフォン付属セット。別個でUSB MIDIケーブルを購入)



使用パソコン:Macbook Pro 2011


YAMAHA P121の使用感


キーボードはあくまでもMIDIコントローラーとして使用するため、本体内蔵の音色数や機能にこだわりはありませんでした。

色々と試した結果、鍵盤のタッチ感も良くUSB MIDIも使えるP121を購入しました。海外のサイトでキーボード本体とキーボードを置く台、ピアノ椅子、ヘッドフォンのセットで4万5千円程度でした。

このキーボードの類似品にP125があり、こちらは88鍵です。
私の購入したP121は73鍵です。1オクターブ半ほど違いがありますが、私は最低音域や最高音域を殆ど使うことはないのでこちらにしました。もしこれらの音域の音が必要な場合には、パソコンで入力したMIDI音源を加工すれば問題ありません。



※画像クリックでAmazon.jpへジャンプします。 
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USB MIDIケーブル(ABタイプ)でP121の背面とパソコンに繋げば、問題なく作動しました。


音源について


パソコンで音楽を製作する際に音源は最も重要です。

私は元々、Logicに内蔵されているスタインウェイの音源を使おうと思いました。しかしベロシティ(鍵盤を押す強さに対応した音色)が少ないのと、音の表情がほとんどつかなかったので、他の音源を使用することにしました。

DTMのピアノ音源でよく使われるのがSynthogyのIvory2ですが、私の化石のようなパソコンで安定した動作が見込めませんでした。

またピアノの音を1音づつ録音したサンプリング音源ではベロシティの数が足りず、最もよく使うベロシティ50~100間の表情が上手くつかないことがあります。

そこで、ピアノの音色をパソコンを使って物理的に作るフィジカルモデリング音源を探していたところ、ModarttのPianoteq 6 Standardというソフトを見つけました。

このソフトにはスタインウェイ以外にも様々なピアノ音源や、クラシカルピアノ、チェンバロなどの珍しい音源があるため、今後録音で使ってみたいと思います。

Modarttのサイトから試用版を試すことができます。


このソフトをMacのガレージバンドやロジックといったソフトのプラグインから立ち上げると、キーボードで演奏したものを録音することができ、後でミスタッチやテンポ、ベロシティなどありとあらゆる調整を行なう事ができます。

ちなみにPianoteq 6のスタンダード版では3種類の音源のセットを自由に選ぶことができます。プロ版では4種類で、さらにその上位に全ての音源が入ったパックも用意されていますがなかなか高額です。


さて、フィジカルモデリング音源の最大の強みは、ベロシティを127段階に調整することができます。そしてピアノの弦の長さやハンマーの硬さや位置、ダンパーが戻るタイミング、調律など、ありとあらゆる調整を行なう事が出来ます。

しかし音源によっては完成度が低く、かなり『コンピューターで作った音』が出てしまうので、自分の使いたい音源を試用版ソフトを使って決めてから購入する方が良いです。

私はペトロフの音源と、クラシカルピアノ音源を2種類選びました。

音源は後に追加で購入することができます。





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