楽器の持ち方(3点支持)

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ピンと張った、整った姿勢になれば、楽器を構えることは努力しなくてもできるだろう。
それゆえ楽器をさせるための3点は、左手人差し指と親指がフルートの上管をいわば木の股のように押さえ、右手親指が下管を支える。

演奏している間、他の何本かの指も楽器を支える助けになる。しかし、重要な支えはあごである。これは特に女性にとって、左手にかかる楽器を支えるための負担を軽くし、自由に動ける助けとなる。あご、左手の人差し指の付け根、右手の親指の3点は、楽器を吹いている時の主な支えとなる。
フルートの三点支持法


初心者はしばしば傾いたり、肩を支えとして用いてしまう。

肩でフルートを支えてしまった例
当然ながら、これは完全に誤りであり健康にも良くない。これらの悪い癖をいつもしないよう私は忠告する。また頻繁に起こるのは、あごや下の歯の付け根のあたりの部分ではなく、歯を支えとして用いることである。この場合には下唇は固定され、それによってアンブシュアが不自由になってしまうことである。









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