シュヴェードラー著『フルートとフルート奏法』
このページでは、マクシミリアン・シュヴェードラーの著作『フルートとフルート奏法』の翻訳しています。
シュヴェードラー(1853年ー1940年)はドイツ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのフルート奏者として、同時にベーム式フルートに反対し独自のシステムの円錐管フルートを開発しました。カール・ライネッケの有名なフルート協奏曲は彼に献呈され、シュヴェードラーフルートによって初演されています。
彼の著作から、彼の幅広い知識や音楽感が読み取れます。
Flöte und Flötenspiel
『フルートとフルート奏法』
マクシミリアン・シュヴェードラー
Schwedlerのポートレート |
序文
第1部 フルートの起源と発展
第2部 フルートの説明:購入と取り扱い
第3部 フルート奏法
- 学習者の才能について
- 姿勢について
- 楽器の構え方
- アンブシュアについて
- ブレスについて
- 舌突き(タンギング)
- 二重舌突き(いわゆるダブルタンギング)
- 三重舌突き(いわゆるトリプルタンギング)
- 突き”Di-l”(ソフトタンギング)
- フラッタータンギングもしくは喉フラッター
- レガートについて
- 装飾音、トリル
- 倍音とフラジョレット
- 確実なテクニックの目的へ到達するための指の運動の練習
- 音のベーブング(ビブラート)
- 声帯の筋肉組織の誤った利用と、そのため生じる弱い音色
- フルートの調整に関していくらかの所見
- 一般的なフルートの運指について
- レフォームフルートの指使い
- 演奏に関する意見
- 拍子と指揮
- メトロノームについて
- 室内楽におけるフルート