さらに効率の良い練習をするための方法と道具など
普段から効率的に練習することは、上達のための近道です。
上達を感じることができれば、フルートを吹く楽しみはより大きくなるでしょう。
この記事では効率よく練習するためのポイントと、実際に私が行なっている方法を、覚え書きとして文字に起こしてみますので少しでも参考にしていただければ幸いです。
練習する内容を事前に決めてから練習するほうが、思いつきで練習するよりもはるかに効率的です。
なぜなら事前に何を練習しなければならないかという目的地を知っていれば、その目的にたどり着くための方向を決めることができるからです。
例えばタンギングが遅い、高音域や低音域の発音が難しいなど、自分の欠点が分かっていると、その欠点を解決するための練習をすることができます。
集中して練習するためにはある程度、環境を整えなくてはなりません。
一人で練習するときと、誰か他人がいるところで練習しているのでは集中力に大きな差が出ます。
また一人で練習しているときにも、スマートフォンやテレビなどがついていると集中力は大きく失われます。
普段の集中力をより高めるためにも工夫することもできます。
たとえば、本番で吹かなければならないプログラムを録音してみることはとても役に立ちます。
その際に、本番と同じくミスをしても止まらずに1曲を吹き切ることはとても集中力を養うには良い練習になります。
基礎練習を録音してみることも、上達のためにはとても役に立ちます。
基礎練習を録音して客観的に聴いてみることで、自分の欠点が明確にわかるのでおススメです。
さらに、時間を決めて練習することも重要です。
だらだらと長時間練習するよりも時間が限られている時の方がより集中する事ができます。
練習内容を振り返ることはとても重要です。
本番のプログラムや基礎練習を録音したものを聴きなおしてみると、必ず大きな発見があるので出来るだけ録音することをお勧めします。
自分ではできているつもりのことができていなかったり、逆にできていないと思っていた事が客観的に聴いてみると問題なかったりと、色々な発見があります。
録音したものを、様々な演奏家の演奏と聴き比べてみることもとても大きな発見を得る事ができます。
1、2万円程度で手に入るポータブルレコーダーなどを使う事をおすすめします。
また、録音機を持ち歩くのが面倒な方は、iPhoneで利用できるマイクを使うと便利です。
記事末におすすめポータブル録音機を紹介するので参考までにどうぞ。
最近ではユーチューブや音楽ストリーミングサービスを利用すると、膨大な音源をかなり安いコストで聴くことができるのでおススメです。
私は最近、アマゾンプライムを利用しており、プライム会員向けの音楽やビデオ、書籍などを暇な時に見たり聴いたりしています。
特に日本は利用料金が安いですし、無料で試用期間もあるのでおすすめです。
学生なら学割が効くので、かなり特です。
ユーチューブにアップロードされている動画では、プロでない人の演奏もかなりアップされています。
あまり上手くない演奏もいくつか聴いてみると、逆に演奏にやってはいけない事を発見することもできるので、ぜひ聴いてみる事をお勧めします。
さて、参考までに私が普段から行なっている練習メニューを書いてみます。
もちろん常にこの通りではなく、年間を通して改良を加えています。
2018年9月現在はこのようなメニューで練習しています。
練習を始める前にコーヒーを飲みながら、前日の録音を聴いています。
録音をした直後に聴き直すのと、次の日に聴き直すのとではかなり違う印象を受けるので、私はより客観的に聴けるように次の日に聴いています。
今日練習しなければいけない事を、メモや楽譜に書き込んでおきます。
ウォームアップをしないでいきなり吹き始めます。
普段からウォームアップをしないでも、すぐに良い状態に持っていくよう心がけています。
参考までにたとえばプロのオーケストラのオーディションは、朝の9時前から始まることも珍しくありませんし、ウォームアップの時間も30分から1時間程度です。もし将来プロになりたいと思っている方がいらっしゃれば、訓練のためにもぜひ実践してみてください。
ウォームアップしないでいきなり吹くことは慣れないうちは緊張しますし、録音していればなおさら緊張します。
ミスもかなりすると思いますが、そこが本番で緊張した際にもっとも危険な箇所なので、1曲や1楽章吹き終わるごとに、ミスした箇所に鉛筆や付箋などでチェックしておきましょう。
私は主に、シングル、ダブルタンギング、ビブラート、低音域と高音域の発音の練習をしています。
タファネル=ゴーベールの日課練習の第1、2番をシングルタンギングで10分程度、第4番をダブルタンギングで10分程度、ビブラートを5分程度、低音域と高音域の練習も5分程度、合計で30分程度の基礎練習をしています。
このほかに時々、分散和音の練習もしています。
*参考記事*
フルートの上手なビブラートのかけ方と練習方法まとめ+楽譜
低音から高音域まで楽に出す練習方法
毎日のトーレニングで必ず上達する、ダブルタンギングをもっと速くするコツと良い練習方法
タファネル=ゴーベールの楽譜
IMSLPでも総合教本が無料で公開されています。ただしフランス、英語、ドイツ、スペイン語です。
4. Daily Exercises
基礎練習を終えた後、少し休憩してから上記2でミスした箇所を丁寧に細かく練習します。
指が回らなかった箇所は、手の力を抜いてゆっくり吹く、リズムやアーティキュレーションを変えて練習します。
参考:フルートの指がうまく回らないときの対処法3撰
もっと綺麗に歌いたい箇所では、自分で歌ってみたり、具体的な映像を想像しながら吹くなどしています。
以上、大体2時間あれば一通りさらう事ができます。
とても効率的に練習する事ができるので、これをベースに各個人にあったやり方を見つけるとより上達の近道になると思います。
なお記事中で紹介したガジェット、音楽ストリーミングサービスを一覧で載せておきます。
iPhone用マイクならこれがおすすめです。
持ち運びも便利なので、例えばレッスンに行く時に持ってゆき、iPhoneで録音したものを後で聴くことができます。
ポータブル録音機はこの二つがおすすめです。
最近発売されたもので、性能もかなり良いです。
音楽ストリーミングサービスです。
私はAmazonプライムでAmazon Musicを利用しています。
このほか、動画や書籍をみることができたり、荷物が早く届いたり、クラウドストレージが利用できたりとなかなか便利です。
30日無料体験ができるのでぜひ。
Amazon Music(プライム会員は無料、Music Unlimitedは月額980円)
iPhoneを持っているならApple Musicもおすすめです。
Apple music(月額980円)
そのほか、DeezerやSpotify、Tidal(2018年9月現在日本からは利用不可)を利用していました。
DeezerとSpotifyは無料だと広告が入りますが、ある程度利用できるので試してみてはいかがでしょうか。
1、今日練習するメニューを決める
練習する内容を事前に決めてから練習するほうが、思いつきで練習するよりもはるかに効率的です。
なぜなら事前に何を練習しなければならないかという目的地を知っていれば、その目的にたどり着くための方向を決めることができるからです。
例えばタンギングが遅い、高音域や低音域の発音が難しいなど、自分の欠点が分かっていると、その欠点を解決するための練習をすることができます。
2、集中して練習する
一人で練習するときと、誰か他人がいるところで練習しているのでは集中力に大きな差が出ます。
また一人で練習しているときにも、スマートフォンやテレビなどがついていると集中力は大きく失われます。
普段の集中力をより高めるためにも工夫することもできます。
たとえば、本番で吹かなければならないプログラムを録音してみることはとても役に立ちます。
その際に、本番と同じくミスをしても止まらずに1曲を吹き切ることはとても集中力を養うには良い練習になります。
基礎練習を録音してみることも、上達のためにはとても役に立ちます。
基礎練習を録音して客観的に聴いてみることで、自分の欠点が明確にわかるのでおススメです。
さらに、時間を決めて練習することも重要です。
だらだらと長時間練習するよりも時間が限られている時の方がより集中する事ができます。
3、練習内容を振り返る
練習内容を振り返ることはとても重要です。
本番のプログラムや基礎練習を録音したものを聴きなおしてみると、必ず大きな発見があるので出来るだけ録音することをお勧めします。
自分ではできているつもりのことができていなかったり、逆にできていないと思っていた事が客観的に聴いてみると問題なかったりと、色々な発見があります。
録音したものを、様々な演奏家の演奏と聴き比べてみることもとても大きな発見を得る事ができます。
1、2万円程度で手に入るポータブルレコーダーなどを使う事をおすすめします。
記事末におすすめポータブル録音機を紹介するので参考までにどうぞ。
最近ではユーチューブや音楽ストリーミングサービスを利用すると、膨大な音源をかなり安いコストで聴くことができるのでおススメです。
私は最近、アマゾンプライムを利用しており、プライム会員向けの音楽やビデオ、書籍などを暇な時に見たり聴いたりしています。
特に日本は利用料金が安いですし、無料で試用期間もあるのでおすすめです。
学生なら学割が効くので、かなり特です。
ユーチューブにアップロードされている動画では、プロでない人の演奏もかなりアップされています。
あまり上手くない演奏もいくつか聴いてみると、逆に演奏にやってはいけない事を発見することもできるので、ぜひ聴いてみる事をお勧めします。
4、私が行なっている練習メニュー
さて、参考までに私が普段から行なっている練習メニューを書いてみます。
もちろん常にこの通りではなく、年間を通して改良を加えています。
2018年9月現在はこのようなメニューで練習しています。
1、前日に録った録音を聴いて、今日練習するを決める(約20分)
練習を始める前にコーヒーを飲みながら、前日の録音を聴いています。
録音をした直後に聴き直すのと、次の日に聴き直すのとではかなり違う印象を受けるので、私はより客観的に聴けるように次の日に聴いています。
今日練習しなければいけない事を、メモや楽譜に書き込んでおきます。
2、ウォームアップ無しで本番のように曲を通して録音する(約20分)
ウォームアップをしないでいきなり吹き始めます。
普段からウォームアップをしないでも、すぐに良い状態に持っていくよう心がけています。
参考までにたとえばプロのオーケストラのオーディションは、朝の9時前から始まることも珍しくありませんし、ウォームアップの時間も30分から1時間程度です。もし将来プロになりたいと思っている方がいらっしゃれば、訓練のためにもぜひ実践してみてください。
ウォームアップしないでいきなり吹くことは慣れないうちは緊張しますし、録音していればなおさら緊張します。
ミスもかなりすると思いますが、そこが本番で緊張した際にもっとも危険な箇所なので、1曲や1楽章吹き終わるごとに、ミスした箇所に鉛筆や付箋などでチェックしておきましょう。
3、基礎練習(30分)
私は主に、シングル、ダブルタンギング、ビブラート、低音域と高音域の発音の練習をしています。
タファネル=ゴーベールの日課練習の第1、2番をシングルタンギングで10分程度、第4番をダブルタンギングで10分程度、ビブラートを5分程度、低音域と高音域の練習も5分程度、合計で30分程度の基礎練習をしています。
このほかに時々、分散和音の練習もしています。
*参考記事*
フルートの上手なビブラートのかけ方と練習方法まとめ+楽譜
低音から高音域まで楽に出す練習方法
毎日のトーレニングで必ず上達する、ダブルタンギングをもっと速くするコツと良い練習方法
タファネル=ゴーベールの楽譜
IMSLPでも総合教本が無料で公開されています。ただしフランス、英語、ドイツ、スペイン語です。
4. Daily Exercises
4、ミスした箇所の練習
基礎練習を終えた後、少し休憩してから上記2でミスした箇所を丁寧に細かく練習します。
指が回らなかった箇所は、手の力を抜いてゆっくり吹く、リズムやアーティキュレーションを変えて練習します。
参考:フルートの指がうまく回らないときの対処法3撰
もっと綺麗に歌いたい箇所では、自分で歌ってみたり、具体的な映像を想像しながら吹くなどしています。
5、まとめ
以上、大体2時間あれば一通りさらう事ができます。
とても効率的に練習する事ができるので、これをベースに各個人にあったやり方を見つけるとより上達の近道になると思います。
なお記事中で紹介したガジェット、音楽ストリーミングサービスを一覧で載せておきます。
iPhone用マイクならこれがおすすめです。
持ち運びも便利なので、例えばレッスンに行く時に持ってゆき、iPhoneで録音したものを後で聴くことができます。
ポータブル録音機はこの二つがおすすめです。
最近発売されたもので、性能もかなり良いです。
音楽ストリーミングサービスです。
私はAmazonプライムでAmazon Musicを利用しています。
このほか、動画や書籍をみることができたり、荷物が早く届いたり、クラウドストレージが利用できたりとなかなか便利です。
30日無料体験ができるのでぜひ。
Amazon Music(プライム会員は無料、Music Unlimitedは月額980円)
iPhoneを持っているならApple Musicもおすすめです。
Apple music(月額980円)
そのほか、DeezerやSpotify、Tidal(2018年9月現在日本からは利用不可)を利用していました。
DeezerとSpotifyは無料だと広告が入りますが、ある程度利用できるので試してみてはいかがでしょうか。