ポータブル録音機R-26で「歌の翼による幻想曲」を録音しました。

「歌の翼による幻想曲」を多重録音してみました。








まず、ピアノパートを録り、録音した伴奏を聴きながらフルートパートを重ね録りします。

機材はローランドのR-26とマックブックプロです。



R-26について


かれこれ9年使っていたローランドのポータブルレコーダーが壊れたので、新しく買った同じローランドの業務用ポータブルレコーダーR-26のマイクテストを兼ねて録っています。

マイクを試すためにリバーブやイコライザ等、音を加工するエフェクターは一切使っていないので、生音のままです。

また、R-26には外部マイクを接続できますが、今回は本体内蔵の4つのマイクのみを使用して録音しています。

本体に内蔵されている4つのマイクのうち、2つは無指向性マイク、もう2つは指向性マイクで、業務用機材とだけあり、音の細部までかなりはっきりと録音する事ができます。

外部接続マイクを利用すれば同時に6ch使用する事ができるすぐれものです。

パソコンと付属のUSBケーブルでつなげば、そのままR-26がマイクとして使えるのでなにかと便利でした。

音質はクリアで、ホワイトノイズなどポータブル録音機にありがちなサーっという雑音は全く聴き取れませんでした。

残念な点



ただし、サンプル音源として付属SDに収録されていた音源には、高周波のキーンという音が目立ちました。

私が録音した感じではこのようなノイズを確認できませんでしたので、もしかするとサンプル音源を録った会場のノイズが入ってしまっているのかもしれません。

公式サンプルだけに、はじめからこのようなノイズが入っている事はあまり良い印象がないのですが、利用の際には特に問題ありませんでした。


また、今流行りのハイレゾ録音も可能で、最高24bit、96kHzまで利用できます。

残念ながら、本体内蔵マイクを利用して録音した感じでは、24bit/48kHzと88kHz、96kHzの違いを聴き分ける事はできませんでした。

ただし外部接続マイクをしようすれば違いがわかるかもしれません。

いずれにせよ、音質がポータブル録音機にしては群を抜いてクリアです。


ほかに注意する点として、本体がポータブルにしては大きいこと、記録用SDカードは高速なものを選び安価なものは避けることでしょうか。

興味がある方はローランドのホームページもご覧下さい。

http://www.roland.co.jp/products/r-26/



歌の翼について


作曲者のシュテックメストや楽譜、メンデルスゾーンの原曲の解説については以下の記事をご参照ください。

・メンデルスゾーン作曲『歌の翼』歌詞と翻訳付き楽譜

・シュテックメスト『歌の翼』による幻想曲 楽譜と分析



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