アンブシュア
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アンブシュアとは、自然な音を出すために必要な奏者の口の形という意味である。アンブシュアの働きは純粋で美しい響き、感情表現に適した音を生み出すことである。
アンブシュア
アンブシュアとは、自然な音を出すために必要な奏者の口の形という意味である。アンブシュアの働きは純粋で美しい響き、感情表現に適した音を生み出すことである。
口を閉じて、下唇と上唇が特に飛びだしていなければ、その状態はフルートの音を出すために最も向いていると言って良い。あまりにも飛び出した、または横に広がった唇は、薄すぎる唇と同様にフルートの演奏にはあまり適していないだろう。
厚すぎる、もしくは薄すぎる下唇は、特に低音域、または高音域の音を発音するためには不利である。
厚すぎる、もしくは薄すぎる下唇は、特に低音域、または高音域の音を発音するためには不利である。
正しい音の出し方は次のようにする。
歌口とキーの穴は一直線上にまっすぐにセットし(『楽器の持ち方』を参考に慎重にやってみよう)、
リッププレートを唇に当てて、歌口をほんのわずかに下唇で覆い、
端の隆起に唇を軽く触れる(『歌口』参照。訳注:レフォームフルート特有の、歌口の両脇にある膨らみのこと)。
あごにリッププレートの曲がった部分を、下の歯の根元にすべらないようにしっかりと当てる。下唇の赤い部分はそれゆえ、楽器を保持している間も柔軟でなければならない。
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日本人は西洋人に比べ、平均的に唇が厚目です。
人それぞれの唇の特徴にあったアンブシュアは、フルーティストの数だけ違うものでしょう。
このブログで以前、アンブシュアについて考察した記事『安定したフルートのアンブシュアを得るために大事なコツ』も参考にしていただけたら幸いです。
シュヴェードラーが書いているのは、あくまでもアンブシュアの基本的なものであり、自然に良い音が出ればどんなアンブシュアでも構わないと私は考えています。
大事なことはアンブシュアの見た目ではなく、良い音色です。
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歌口とキーの穴は一直線上にまっすぐにセットし(『楽器の持ち方』を参考に慎重にやってみよう)、
リッププレートを唇に当てて、歌口をほんのわずかに下唇で覆い、
端の隆起に唇を軽く触れる(『歌口』参照。訳注:レフォームフルート特有の、歌口の両脇にある膨らみのこと)。
あごにリッププレートの曲がった部分を、下の歯の根元にすべらないようにしっかりと当てる。下唇の赤い部分はそれゆえ、楽器を保持している間も柔軟でなければならない。
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訳注:多くのフルーティストは、アンブシュアの形が綺麗だと良い音が出ると考えています。
理論的には非のない考えですが、フルートという楽器は身体の右側に構えられる以上、左右対称のアンブシュアで良い音を出すことは、多くの人にとっては難しいでしょう。日本人は西洋人に比べ、平均的に唇が厚目です。
人それぞれの唇の特徴にあったアンブシュアは、フルーティストの数だけ違うものでしょう。
このブログで以前、アンブシュアについて考察した記事『安定したフルートのアンブシュアを得るために大事なコツ』も参考にしていただけたら幸いです。
シュヴェードラーが書いているのは、あくまでもアンブシュアの基本的なものであり、自然に良い音が出ればどんなアンブシュアでも構わないと私は考えています。
大事なことはアンブシュアの見た目ではなく、良い音色です。
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